2024年4月のIMF世界経済見通しが最近発表されたので *1、昨年につづきインドと東南アジア新興国のGPDの成長率の見通しをチェックしてみました。
昨年は名目GDPの値を使いましたが、他の国との比較を考えるとより適していると考えられるドルベースに換算後の実質GDP (NGDPD) の数字を使って見ました。
https://www.imf.org/en/Publications/WEO/weo-database/2024/April の NGDPD の値より前年よりの増加率を計算して作成
やはり成長率ではインドが飛びぬけています。こんかいのデータを見て、現在買い増しをしていないタイに加えてマレーシアについてもETFを買い増しをしない事にしました。( 今までに購入した分についてはそのままです。 )
補足
以下は NGDPD のSubject Notesと ChatGPT による日本語解説です。
NGDPD: Gross domestic product, current prices Values are based upon GDP in national currency converted to U.S. dollars using market exchange rates (yearly average). Exchange rate projections are provided by country economists for the group of other emerging market and developing countries. Exchanges rates for advanced economies are established in the WEO assumptions for each WEO exercise. Expenditure-based GDP is total final expenditures at purchasers' prices (including the f.o.b. value of exports of goods and services), less the f.o.b. value of imports of goods and services.
NGDPDは、国内の通貨で算出された国内総生産(GDP)を市場為替レート(年間平均)を用いて米ドルに換算した値です。新興市場や開発途上国の為替レートの予測は、それぞれの国の経済専門家によって提供されます。一方、先進国の為替レートは、世界経済展望(WEO)の演習ごとに定められた仮定に基づいて確立されます。支出に基づくGDPは、購入者価格における最終支出の合計から、商品やサービスの輸入にかかる運賃、保険料、積み込みに関連する費用を差し引いた「運送条件済み(f.o.b.)価値」を含む、輸出のf.o.b.価値を引いたものです。ここで「f.o.b.価値」とは、商品が出荷港の船上に積み込まれる時点での価値を指し、運賃や保険料は含まれず、輸出者の責任は積み込みまでとなるため、輸出入の統計においてこの基準がよく用いられます。